生成AIパスポート 合格体験記
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生成AIパスポート試験を受験したので、記録を残しておきます。
なお、この記事は受験後に書いたものです。試験の制度や出題内容はその後変更になっている可能性があるので、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
受験日
2026年6月28日に、2026年6月期の試験を受験しました。生成AIパスポートはオンライン(IBT方式)で、各実施月の1か月間のうち、好きなタイミングで自宅から受験できます。
検定の概要
生成AIパスポートは、一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する検定です。生成AIの基礎知識から、活用法、情報リテラシーやAIをめぐる社会のルールまでを幅広く問う、リテラシー寄りの入門的な試験です。AIエンジニア向けの技術試験ではなく、生成AIを安全・適切に使いこなすための知識を確認する位置づけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受験料 | 11,000円(税込)・学生5,500円(税込) |
| 試験時間 | 60分 |
| 出題 | 四肢択一 60問(適切/不適切なものを1つまたは複数選ぶ) |
| 合格基準 | 非公表 |
| 合格率 | おおむね77〜79%(下記参照) |
| 受験方式 | オンライン(IBT方式・自宅受験)、年5回(2・4・6・8・10月) |
(2026年6月時点の公式サイトの情報です)
実施時期
年5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施され、各回とも実施月の1か月間が受験期間です。申込みは受験月のおよそ2か月前から前月末まで受け付けています。受けたのは2026年6月期(受験期間:6月1日〜30日)です。
受験資格
受験資格に制限はなく、誰でも受けられます。
出題範囲
生成AIパスポートは、2026年2月試験から新しいシラバスが適用されています(これに合わせて公式テキストも第4版に改訂されました)。出題範囲は、次の5章構成です。
| 章 | 内容 |
|---|---|
| 第1章 AI(人工知能) | AIの基礎知識・歴史、機械学習・ディープラーニングなどの基本概念 |
| 第2章 生成AI(ジェネレーティブAI) | 生成AIの仕組み、大規模言語モデル、トークン・パラメータ・学習データなど |
| 第3章 現在の生成AIの動向 | 代表的な生成AIサービス、最新モデル・ツールの動向 |
| 第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則 | 情報リテラシー、AI事業者ガイドライン、AI社会原則、関連する法制度 |
| 第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 | プロンプトの基本と作り方、活用の実例 |
合格基準・合格率
合格基準は公式には公表されていません。ただ、受験後に正答率が示されることもあり、受験者の体験談や各種学習サイトでは、正答率70%程度(60問中42問前後)が合格の目安とされています(いずれも非公式の情報です)。
合格率は毎回GUGAから公表されています。おおむね75〜80%と、高い水準で安定して推移しています。
| 実施回 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2026年6月 | 21,752名 | 79.90% |
| 2026年4月 | 9,436名 | 79.35% |
| 2026年2月 | 28,415名 | 78.84% |
| 2025年10月 | 26,230名 | 78.27% |
| 2025年6月 | 10,759名 | 77.14% |
| 2025年2月 | 6,590名 | 77.45% |
| 2024年10月(第3回) | 3,733名 | 75.76% |
| 2024年6月(第2回) | 2,985名 | 78.76% |
| 2024年2月(第1回) | 1,613名 | 75.08% |
(各実施回のリンク先は、GUGA 公式の開催結果発表ページです。2026年6月は合格通知の値です)
受験者数は右肩上がりに増えており、2026年6月時点で累計受験者数は11万名を超えました。それでも合格率は一貫して高い水準を保っています。この安定して高い合格率からも、きちんと対策すれば十分に合格を狙える試験だといえます。
難易度・所感
生成AIを普段から使っている人にとっては、基礎的で取り組みやすい内容です。技術的に深い知識よりも、生成AIの仕組みの概要・正しい使い方・情報リテラシー・社会のルールといった「広く浅い」知識が問われます。
G検定のような技術寄りの試験と比べると、範囲も用語数もかなり絞られており、難易度は高くありません。一方で、第4章の情報リテラシーやAI社会原則・ガイドライン・法制度、そして2026年シラバスで追加されたRAG・AIエージェント・AI新法などは、普段の利用だけではカバーできない人も多いはずです。ここはテキストなどでしっかり対策しておくことをおすすめします。
勉強方法
公式テキスト&問題集
勉強には、テキストと問題集が一体になったこの書籍を使いました。
公式テキスト第4版対応版 生成AIパスポート テキスト&問題集
一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)
Amazonで見る
この書籍は2025年12月に発売された改訂版で、前述の新しいシラバス(2026年2月試験から適用)に対応しています。収録されている問題を一通り1回解いて、知識の抜けを埋めていきました。G検定に合格したあとだったこともあり、初見でも8〜9割は正解できる感触でした。生成AIの学習が初めてという人も、まずはこの1冊で出題範囲を一通り押さえるのが確実です。
対策アプリ
すきま時間の演習用に、シラバスをもとに作られた対策アプリを購入して使いました。
生成AIパスポート|試験対策アプリ|トレ速
YUMELABO, K.K.
App Store で見る
G検定も視野に入れているなら、G検定対策アプリもおすすめです。G検定対策アプリのほうが難易度は数段上で、こちらが解ければ生成AIパスポートの対策にもなります。ただし、第3章で問われる具体的な生成AIサービスに関する問題はG検定の対象外なので、その点は別に押さえておく必要があります。
G検定|試験対策アプリ|トレ速
YUMELABO, K.K.
App Store で見る
無料で使える教材
腕試しや基礎固めには、完全無料で受けられるAIスキル検定も役立ちます。生成AIの基礎やリテラシーを扱う検定で、何度でも挑戦できるので、あわせて取り組むとよい練習になります。
試験当日
オンライン(IBT方式)なので、自宅のパソコンから受験しました。試験時間は60分です。落ち着いて問題を読めば時間は十分に足り、見直しをする余裕もありました。
結果
無事に合格できました。生成AIパスポートの合格発表では、合否だけでなく、章ごとの正答率など結果の詳細も確認できます。

章ごとの正答率を見ると、最新の動向を扱う第3章がいちばん低い結果でした。第3章「現在の生成AIの動向」は、ChatGPT(GPTシリーズ)をはじめとする具体的な生成AIサービスや最新モデル・ツールについて、名称や特徴、何ができるかまで細かく把握しておく必要があります。
合格すると、合格特典として「合格証書」「オープンバッジ」「生成AI人材認定カード」の3つが用意されています。合格証書はGUGAのマイページからデジタル版をダウンロードでき(この記事の冒頭に載せている画像が、その合格証書です)、生成AI人材認定カードは希望者がマイページから申し込めます。
オープンバッジ
生成AIパスポートは、合格するとオープンバッジも取得できます。オープンバッジは、発行元・取得日などを含む検証可能なデジタル認定で、SNSやメールの署名、職務経歴書などに掲載できます。

リテラシー寄りの入門的な試験ですが、生成AIを扱う際の土台となる知識や、AIをめぐるルール・リスクを一通り確認できます。これから生成AIを業務で使っていく人が、最初の一歩として学ぶにはちょうどよい試験だと感じました。